重いファイル、入稿データを軽くする簡単な4つの方法

ブックホンの冊子印刷にいただくご注文で、原稿データのご入稿は「WEB入稿」のお客様が大半なのですが、いざデータを一つのフォルダにまとめてみたら、想像以上にファイルが重くなってしまうことが多いようです。

重いデータの送信、アップロードには時間がかかり、送信エラーになってしまい失敗することも。

「データが送れないから帰れない！」

「次の作業に移れない！」

と、ならないようファイルやデータを軽くする4つの方法をお伝えします。

ブックホンの冊子印刷
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解像度とサイズを見直す

データの容量が重くなってしまう原因は、画像にあることがほとんどです。画像の解像度が大きいとデータが重くなりますが、冊子印刷に必要以上に高い解像度は必要ありません。
また、高画質の画像が複数配置されていると、ファイルは重くなります。

まずは、データに使用している画像の解像度が印刷に適した数値か、サイズが大き過ぎないか、見直しましょう。

解像度が低すぎると、細かい部分が表現されず荒っぽいザラザラした仕上がりになってしまいますが、必要以上に解像度を高くする必要はありません。
適切な解像度に設定しましょう。

印刷に適した解像度　推奨値

• カラー印刷　300～350dpi
• モノクロ印刷　グレースケール　600 dpi
• モノクロ印刷　モノクロ2階調　1200 dpi

これより大幅に高い解像度の画像は、印刷時にエラーになる恐れがあります。印刷に適した解像度にすることでデータの容量も軽くなりますので、ご確認ください。

また、小さい写真をたくさん配置したい場合、画像を大きいまま、原寸のまま配置してから縮小すると、ファイルサイズ全体が大きくなってしまいます。

小さな画像は必要なサイズにリサイズして配置するのがおすすめ。
画像の使用サイズをチェックしましょう。

画像の配置を「リンク」にする＆圧縮して保存する（Illustrator）

Illustratorで配置した画像が「埋め込み」になっていませんか？
画像は埋め込みよりリンクで配置した方が、データが軽くなります。

リンクするとIllustratorのファイル自体が軽くなるだけでなく、後から元データを簡単に編集できます。

また、Illustratorのファイルを保存する際、「圧縮を使用」のみチェックをして他のチェックをすべて外します。するとファイルがさらに軽くなります。

配置した画像を埋め込みからリンクへ変更する方法・手順

1. 　画像を選択

2. 　コントールパネルから「埋め込み解除」を選択するか、リンクパネルメニューから「埋め込み解除」を選択

3. 　埋め込み解除のボックスで、ファイルを指定し「保存」を選択

4. 　埋め込みが解除され、リンク完了

画像のリンク切れに注意！

リンクした画像とIllustratorファイル（.ai）は、必ず同じフォルダに保存しましょう。
画像ファイルを別の場所に置くと、配置した場所に画像が表示されず、画像がリンク切れになって印刷されません。ご注意を。

PDFに変換する

データを軽くする最も簡単な方法は、PDFで保存することです。
PDFにすることで軽くなるだけでなく、文字化けやレイアウト崩れも起こらないため、PDFにしたイメージのまま印刷できます。

ただし、PDFに変換すると後から編集できません。PDFに変換する前に必ずバックアップを保存しましょう。

ブックホンの冊子印刷では、PDF入稿なら印刷製本価格が10％OFFになり、とてもオトクです。

参考記事：
入稿データをPDFに保存・変換する方法とフォントの埋め込み（Word、Excel、Illustrator、Photoshop）

PDFを圧縮する

PDFに変換してもまだ重い場合は、PDFを圧縮できるソフトや機能、オンラインサービスを利用して軽量化してみましょう。

PDF Compressor

WindowsならPDF Compressorという無料ソフトを使って圧縮するのがおすすめです。
23％の高い圧縮率で圧縮できますが、英語表記の点はご注意ください。

Macの場合

Macはプレビュー機能を使用することでPDFを圧縮できます。

1. プレビューアプリで任意のファイルを開く。

2. 「ファイル」から「書き出し」を選択（「PDFとして書きだす」ではありません）

3. 「Quartzフィルタ」ポップアップメニューから「ファイルサイズを小さくする」を選択

4. 保存して終了

iLovePDF

機密情報を含む重要な内容でないデータは、オンラインのPDF圧縮ツールを使うという手もあります。

iLovePDFは、クオリティーを保ったままPDFのファイルサイズを減らして最適化できます。PDFファイルをドラッグ＆ドロップするだけで圧縮できます。
アップロードしたファイルはサーバーから削除されるシステムとなっている点も安心です。
（無料／サイズやファイル数に制限あり）

2Gを越えるデータは、ファイル転送サービスを使って入稿する

ブックホンは2GBまでのデータをWEB入稿できます。（2021年7月現在）

ページ数が多い、画像が多いなど2GBを超えてしまうデータは、ファイル転送サービスを利用して入稿することも可能です。その場合は、かならずブックホンまでご一報ください。

ファイル転送サービス、外部ストレージサービスは基本的に無料で利用できます。パスワードの指定もできるのでセキュリティも優れていて安心です。

Firestorage 

GigaFile便

入稿データをアップロード後、印刷会社にダウンロードURLとパスワードを伝えます。
（ファイル転送サービスを利用した入稿が可能か、印刷会社によって対応が異なります。ご注文前にご確認をお忘れなく。）

今回ご紹介した方法がうまくいかない、ファイルサイズがどうしても小さくならないなど、データ入稿でお困りの時は、お気軽にブックホンまでお電話やメールでお問い合わせください。
スタッフが適切な解決方法をご案内いたします。
原稿データの入稿、作成について

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「用途にあった紙や、印刷方法を教えてほしい」

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