【報告書の背表紙】失敗しない作成方法

報告書は一度作ったらおしまいということは少なく、多くは毎月、四半期ごと、半期ごと、1年ごとなど定期的に作成して結果を比較する資料として活用されています。過去に発行された報告書はキャビネットや書庫に保管され、折にふれて取り出しページを開きます。

その際、報告書の背表紙に「何の報告書なのか」「いつ作成されたものなのか」が記載されていると探しやすく、整理しやすく便利です。

ブックホンの冊子印刷
定型から変形サイズまで無線綴じ、中綴じ、平綴じを印刷製本します。
ネット印刷最安値に挑戦中！

「無線綴じ製本」の報告書は背幅に注意！

冊子の製本方法はいくつか種類がありますが、背表紙のある冊子は無線綴じで製本します。くるみ製本ともいいます。

無線綴じは印刷した本文の束を、表紙になる紙で全体をくるむ製本で、本文のページ数によって背表紙の幅が変わります。

本文用紙によく使われる上質紙70K、書籍用紙72.5Kはどちらも1枚の紙の厚さが約0.1mmです。
これらの紙を本文に使って無線綴じ冊子を作る場合、本文40ページの報告書なら20枚の紙を使用するため、背表紙の幅は約2mm（0.1mm×20枚）となります。

背表紙の背幅は文字が読める厚さ3mm以上が目安

背表紙にタイトルや発行年月日など文字を入れる報告書は、ある程度の背幅がないと文字が小さくなりすぎて読みにくかったり、製本時のわずかなずれで文字が背表紙から表紙の方へはみ出して折れてしまうこともあります。

そのため、ブックホンでは背幅3 mm以上（両面印刷なら60ページ、本文の紙30枚）から、背表紙への文字入れをおすすめしています。

背幅の目安

本文用紙に上質紙70K、または書籍用紙72.5Kを使った無線綴じ冊子の背幅はページ数によって下表のようになります。

上の画像は、60ページの無線綴じ冊子の背表紙にタイトル文字を入れています。背幅3mmです。

背表紙データの作り方

背表紙のデータは、報告書の本文が何ページになるか決まったら、サイズ計算ツールを使って背表紙の幅を確認しましょう。

表1（表紙）と表4（裏表紙）の間に背表紙分の幅を挿入し、そこに背表紙に印刷したい文字をあてはめるため、表紙データは表紙になる紙を開いた、1枚の見開きデータで作成します。

背表紙があることで、表紙の紙のサイズは背幅分が足された、横長のサイズになります。
たとえば、仕上がりサイズがA4（横210mm×縦297mm）の無線綴じ冊子の背幅が5mmの場合、表紙データは横425mm×縦297mmとなります。

塗り足しを忘れずに入稿しよう（裁ち落とし、フチなしの印刷）

写真やイラスト、背景を紙の端まで配置する「裁ち落とし（フチなし）」になるデザインにしたい表紙は、入稿データに「塗り足し」が必要です。

塗り足しは3mmです。塗り足しが無いと、製本工程で冊子を裁断したときにわずかに紙の白が見えてしまう可能性がありますので塗り足しを忘れないように入稿しましょう。

背表紙のある表紙の作り方【無線綴じ冊子の入稿データ】

小冊子印刷のお見積もり＆ご注文

● かんたん！印刷費がすぐわかる！
● PDF入稿　通常価格から10％割引
● 全国送料無料

サイズや部数を選ぶだけ！印刷料金をリアルタイム表示！
オンデマンド印刷、オフセット印刷を同時に比較できます。
お見積書のダウンロード（PDF)も可能です。

納期、出荷について
3営業日から10営業日まで4つの納期コースがあります。納期が長いほど、印刷製本価格がお安くなります。

「予算におさまるよう仕様を決めたい」
「用途にあった紙や、印刷方法を教えてほしい」

冊子印刷のご質問やお悩みを、何でもお気軽にご相談ください。
もっときれいに、もっとリーズナブルに。冊子印刷のプロがご提案、アドバイスいたします。

よくあるご質問：ご注文方法や印刷製本について

お問合わせフォーム：24時間受付中です。担当者よりご回答、ご連絡いたします。

お電話：06-6167-5310
営業時間：平日10時～18時
定休日：土曜・日曜・祝日