報告書におすすめの紙、適した紙の種類【冊子印刷】
報告書の冊子印刷では、ご注文時に用紙の種類、厚さを指定します。
実際には「どの紙がいいのだろう」「どう違うのだろうか」と困ってしまう方も多いかと思います。
そこで今回は報告書の冊子印刷に適した紙・おすすめの紙をお伝えします。
ブックホンの冊子印刷
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モノクロ印刷の報告書 本文には「上質紙70K」がおすすめ
文字中心のモノクロ印刷の報告書の本文用紙に、最も無難かつおすすめの紙が上質紙70Kです。
上質紙はさらっとした白いパルプ系の紙です。ノートやコピー用紙をイメージするとわかりやすいですね。
その中でも厚みが約0.10mmの上質紙70Kは、冊子の本文だけでなく、ビジネス使われる紙のほとんどと言っても過言ではないくらいメジャーな紙です。
会議で配布する報告書、上司に提出する報告書はもちろん、顧客や取引先にお渡しする報告書にも使える用紙です。
表紙用紙は、本文が上質紙70Kなら、上質紙70Kより少し厚みのある上質紙135K(約0.17mm)が無難かつおすすめです。
高級感、読みやすさを求めるなら「書籍用紙72.5k」
冊子やビジネス用の書類に上質紙は定番ですが、ページも文字数も多く「読むのが大変そうだな」と感じる報告書や、高級感や特別感を出したい報告書なら、書籍用紙72.5Kも候補になります。
書籍用紙は淡いクリーム色の紙です。
純白の上質紙と比べると、文字と紙の色のコントラストがやわらぐため目が疲れにくく、上品な質感でめくりやすい特徴があります。
文庫本や文芸書など文字の多い冊子の本文にも多く使われています。
紙の厚みも上質紙70Kと同じ約0.01mmです。
カラー印刷の報告書には「コート紙、マットコート紙」
写真やイラストが多い報告書をカラー印刷する場合は、コート紙かマットコート紙を選びましょう。
コート紙、マットコート紙は表面がコーティングされたツルツルした紙で、発色が良く、カラー印刷を美しく表現します。
コート紙は光沢がある紙、マットコート紙は光沢をおさえた落ち着いた風合いの紙です。マットコート紙はインク自体のツヤは出ますが、紙面は光を反射しないので、文字が読みやすく、カラー印刷の報告書の本文にも適しています。
華やかさがほしい場合はコート紙、落ち着いた上質さがほしい場合はマットコート紙が良いでしょう。
また、コート紙、マットコート紙ともに数種類の厚さがあります。
コート紙90Kは約0.08mmとかなり薄い紙なので注意してください。コート紙110Kとマットコート紙90Kが上質紙70Kとほぼ同じ厚さとなります。
カラー印刷の報告書に選ぶ本文用紙は、コート紙110Kか135K、マットコート紙90Kか110Kがおすすめです。
コート紙 | 90K | 約0.08mm |
---|---|---|
110K | 約0.10mm | |
135K | 約0.13mm | |
マットコート紙 | 90K | 約0.11mm |
110K | 約0.13mm | |
135K | 約0.17mm |
報告書の製本方法は「無線綴じ」
社内向けではなく、外部に提出したり、送付する報告書は、きちんと印刷製本する必要があります。
製本、綴じ方にはいくつか種類がありますが、「ビジネス向け」「きちんとした冊子」を想定するなら「無線綴じ」が適しているでしょう。
無線綴じは表紙になる紙で本文全体をくるむ綴じ方で、背表紙ができます。
背表紙にタイトルや著者名、発行年など文字を印刷でき、本棚で見つけやすく、整理しやすくなります。
背表紙は、ある程度の背幅がないと、文字が表紙側にまわり込むことがあり、読みにくくなってしまいます。背幅が3mm程度あれば、視認性のある背表紙になります。
上質紙70Kもしくは書籍用紙72.5Kで本文を両面する場合、本文60ページ(本文用紙30枚)以上から背文字を入れるときれいです。
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無線綴じと中綴じ、冊子印刷価格を比較してみました【安いのはどっち?】
無線綴じ冊子のメリットやデメリット、背幅のできるページ数について
納期、出荷について
3営業日から10営業日まで4つの納期コースがあります。納期が長いほど、印刷製本価格がお安くなります。
「予算におさまるよう仕様を決めたい」
「用途にあった紙や、印刷方法を教えてほしい」
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もっときれいに、もっとリーズナブルに。冊子印刷のプロがご提案、アドバイスいたします。
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