さくさく決まる!パンフレットの作り方 始めの重要4ステップ【冊子印刷】
会社案内や製品紹介、イベントの案内などで使用するパンフレットの制作は、想像以上にやることが多く大変です。
企画、パンフレットのページ構成、印刷製本の仕様決定、パンフレットに使用する素材撮影、テキスト作成、パンフレットのデザイン、編集、校正、担当者のアサインやスケジュール調整、印刷会社への発注、出来上がったパンフレットの在庫管理まで・・・。
パンフレットを作ろうと思い立つも、その煩雑さに気が重く、後回しにしている方もいるのでは?
この記事では、
■ 企画
■ パンフレットのページ構成
■ パンフレットの印刷製本仕様
■ 印刷会社への発注
を中心に、パンフレット制作の初期段階をスムーズに進め、納得できる仕上りのパンフレットにするコツをお伝えしていきます。
目次
パンフレットのコンセプトを明確にする
パンフレット作りの最初のステップは、コンセプトをはっきりさせることです。
「何を紹介するパンフレットか」「どういう人に向けて作るパンフレットなのか」「伝えたいメッセージは何か」を決めましょう。
例えば会社案内のパンフレットでも、新卒の大学生に向けて作るパンフレットと、取引先に向けて作るパンフレットでは内容が変わります。
誰が手に取るのか、どのような情報が必要とされているのか
を、整理しておきましょう。
パンフレットに掲載する内容を決める
次に、どのような構成になり、どのようなページを作るのかを書き出してみましょう。
実際に書き出すことで、パンフレットの全体像が明確になります。会社案内のパンフレットなら、
・会社の沿革
・社長の挨拶
・部署の紹介
・製品の紹介
・売り上げについて
など、パンフレットに載せるコンテンツ、情報を書き出していきます。
全体像が見えてきたら、具体的にパンフレットの1ページにどれくらいの文字数のテキストが入るのか、
写真はどれくらい配置するのか、各項目にどれくらいのページ数が必要になるかを検討します。
この時点で、パンフレットの全体像に具体性が増し、ラフはほぼ完成しています。
パンフレットのサイズ、ページ数、体裁を決める
コンセプト、全体の構成が決まれば、パンフレットのサイズ、総ページ数をどうするかを決めます。
パンフレットのサイズは?
サイズはパンフレットを受け取る人が扱いやすい大きさにしましょう。
・就職活動中の学生やビジネスマンは【鞄あり】
A4サイズが入る大きめの鞄を持ち歩いているため、就職活動中の大学生やビジネスマンに向けたパンフレットを考えるなら、鞄の中でおさまりが良いA4サイズのパンフレットが良いでしょう。
・ショップ店頭やイベントでの配布は【持ち運びやすさ】
小ぶりの鞄にもしまいやすく、持ち運びやすい、B5やA5サイズのパンフレットなら、ショップ店頭でお客様にお渡ししたり、イベントブースに通りかかる人へ配布する際にも相手の負担になりにくいので、適したパンフレットの仕様と言えます。
パンフレットの総ページ数は?
パンフレットの掲載内容を決めた構成を元に、総ページ数が何ページのパンフレットにするかを決めます。
パンフレットの製本方法によって、ページ数にルールがある!
・無線綴じ(背表紙がある綴じ方、くるみ製本) → 偶数ページ数
ここで言う『ページ数』は白紙を含むデータ数と同じ意味ですので、ノンブル(ページに記載する番号)と間違えないように注意が必要です。
無線綴じ製本で両面印刷の場合、印刷面は常に紙の裏・表セットでカウントしますので、ページ数は【偶数縛り】というルールがあります。
例えば仮に、データ上で49ページ分しかなかった場合には、末尾に白紙ページを追加して50ページにして入稿=常に偶数にする、ということになります。
・中綴じ(紙の中心をホチキスで止めて2つ折りにする綴じ方) → 4の倍数のページ数
中綴じ製本の場合は、4・8・12・16といった【4の倍数縛り】というルールがあります。
これは冊子の構造が影響しているルールです。中綴じ製本の場合は1枚の用紙を半分に折った状態が基本の構造で、その折れた半面が冊子の1ページになります。
つまり、裏表あわせて半面4つ分=4ページが1枚の同じ用紙の中にある、ということになりますので、用紙が増えると4ページずつ増える=ページは4の倍数になるわけです。
ですので例えば、16を超えて17ページ目が必要な場合だと、自動的に20ページまで増えてしまうため、残り3ページをどうするか?という検討が必要になります。
(あるいは内容を調整して16ページにまとめ直す、という手もあります)
・ブックホンの製本方法別 最大最小ページ数
● 無線綴じ → 最小6ページ ~ 最大800ページ (偶数)
● 中綴じ → 最小4ページ ~ 最大40ページ (4の倍数のページ数)
※表紙(表1・2・3・4)を除く、本文のページ数です。
パンフレットの冊子仕様、体裁は?
カラーにするのかモノクロにするのか、カラーなら全ページカラーにするのかを決定します。
パンフレットに使う用紙は、印刷会社に用紙見本を請求して、質感や手触りを確認します。
パンフレットを無線綴じで検討しているなら、フィルム貼り(PP)や遊び紙といったオプション加工が必要かどうかも、合わせて検討しておきましょう。
パンフレットの印刷部数を決める
最後にパンフレットを何部印刷するかを決めましょう。
今回必要なパンフレットの数だけを印刷しても良いですし、今後も必要になることを見越して、多めに印刷するのもありです。
パンフレットの用途や設置場所、パンフレットを配布する人数を想定しつつ、ロスや予備も考慮しながら決めるとよいでしょう。
初めてのパンフレット制作なら、まずは必要な部数だけを印刷し、仕上がりを自分の目で確認し、お客様の反応を見ながら、随時パンフレットに改訂を加えながら、段階的にパンフレットを増刷する方法もあります。
ネット印刷では、パンフレットでも1冊から注文できる会社もあります。(もちろんブックホンも!)
「まずは1冊、テストでパンフレットを作ってみよう」という気持ちで挑戦してみても良いですね。
・ブックホンの試し刷りサービス
ご注文後、本印刷前にご注文通り印刷製本されたパンフレットの完成見本をお届けします。
画面やプリントアウトでは気付かなかったミスや、用紙やサイズ感、色味や刷り上がりを、パンフレットの実物を手に取ってチェックできます。
モノクロは2,200円、カラーは3,300円(税込)でご利用いただけます。
初めてのご注文で、仕上がりが不安な場合も、ぜひお試しください。
※試し刷りは全てオンデマンド印刷になります
※表紙PP加工には対応していません。(本印刷時のみ対応)
※試し刷り見本がお手元に届くまで3~5営業日です。
ネット印刷で賢く印刷注文
パンフレット制作で、重要かつ避けて通れないポイントである「予算」と「印刷費」。ネット印刷を上手く活用して、きれいに安く!パンフレットを印刷製本しましょう。
オンデマンド印刷でのパンフレット制作なら、1冊から小ロットで安くきれいに印刷できます。一方でオフセット印刷を活用すれば、大部数印刷でパンフレットの印刷費を大幅にコスト削減できます。
ネット印刷の見積もりページで印刷価格をチェックしよう
ネット印刷各社、WEBサイトでパンフレットの印刷や製本価格を見積りできるページがあります。
パンフレット制作で決めた内容と、予算に合った見積もりになるか、比較検討してみましょう。
「予算におさまるよう仕様を決めたい」
「用途にあった紙や、印刷方法を教えてほしい」
冊子印刷のご質問やお悩みを、何でもお気軽にご相談ください。
もっときれいに、もっとリーズナブルに。冊子印刷のプロがご提案、アドバイスいたします。
よくあるご質問:ご注文方法や印刷製本について
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