ブックレットの印刷製本 データ入稿と設定のポイント6つを解説します

ブックレットの印刷をネット印刷に注文する際、作成したデータはどのように作成・設定して入稿すればいいのでしょうか。
ブックレットのデータ作成や入稿についてお伝えします。

ブックホンの冊子印刷
定型から変形サイズまで無線綴じ、中綴じ、平綴じを印刷製本します。
ネット印刷最安値に挑戦中！

ブックレットのデータ作成の注意点

ブックレットの印刷をきれいに仕上げるため、データ作成時に注意していただきたいポイントが6つあります。

小口側の余白

小口側（冊子の外側、開いている方）に余白があるデザインなら、仕上がり位置から最低でも5mmの余白を確保します。
余白が多いほど読みやすく、洗練された高級感のある紙面になります。

紙の端まで色や画像、罫線などを印刷したい場合は、上下左右に3mmの塗り足しをつけましょう。

参考記事：3mmの塗り足しが付いていません　いい例と悪い例

ノド側の余白

無線綴じ冊子のノド側は10mm以上の余白を設定しましょう。
ノド側は綴じ込み部分が数mm、文字やデザインが隠れてしまうことがあります。隠れてしまっては読めない、見えない文字やデザインは、綴じ込み部分を考慮したレイアウトが必要です。

ページ数の少なく、見開きが180度開く中綴じ冊子は、ノドの余白を気にしなくても大丈夫です。ただ、左右のページにまたがったデザインでは中央の綴じ位置に表情や重要な文字が重ならないようにレイアウトすると良いでしょう。

ページ数が多い中綴じ冊子は、表紙・裏表紙に近いページは多少の余白があったほうが読みやすくなります。10mmほど余白が確保されていれば問題ないでしょう。

文字、文章のレイアウト

文章やコピー、見出しなどの文字は仕上がり（紙の端）より、5mm以上内側へ配置すると読みやすく、めくる指で文字が隠れてしまうことも防止できます。
断ち切れでデザインするのではなく、読むための文字を仕上がり線のギリギリに配置すると、裁断によってわずかに文字切れになってしまうことがあります。

原稿の入稿・作成について

ページ数を調整する

無線綴じは、本文のページ数を偶数になるように全体を構成します。
もし、奇数で終わってしまう場合は、レイアウトや構成を調整するか、白（何も印刷しない白紙ページのデータ）を適当な位置、あるいは最終ページに入れて総ページ数を偶数にして入稿しましょう。

中綴じは総ページ数が4の倍数にして入稿します。
足りない場合は、無線綴じ同様にレイアウトや構成を調整するか白ページを入れます。

表紙

表紙のデータも忘れずに作成しましょう。
冊子の表紙は「表1」「表2」というように、裏表の4面があり、印刷が必要な面のデータを作成して入稿します。

• 表1（表紙）
• 表2（表紙の裏）
• 表3（裏表紙の裏）
• 表4（裏表紙）
• 背表紙（無線綴じの場合）

何も印刷しない面の入稿データは不要です。注文時に表紙印刷の選択で印刷しない面で「印刷なし」を選択してください。

無線綴じで製本するブックレットには背表紙のデータも必要です。
背幅が何mmになるか、サイズ計算ツールを使って確認して、データを作成しましょう。

参考記事：
表1、表2、表3、表4の意味と表紙データの作り方
背表紙のある表紙の作り方【無線綴じ冊子の入稿データ】

解像度

ブックレットをきれいに印刷するには解像度の設定が重要です。
下記のように、印刷に適した解像度に設定して入稿します。解像度のルールは印刷会社によって決められていますので、データ作成の際に必ず確認しましょう。

ブックホンの推奨解像度は、

• カラー（CMYK）　300～350dpi
• モノクロ、グレースケール　600dpi
• モノクロ2階調　1200dpi

です。

参考記事：画像解像度とは？印刷に適した数値と設定方法

面付け

印刷製本には「面付け」といわれる、印刷や製本の工程に合うようにページ順に向きを並べ変える作業があります。
ネット印刷では面付けが必要なところはほとんどなく、ブックホンでもブックレットの印刷に面付けしたデータは不要です。

印刷するページ順に、1ページずつ、あるいは連結したデータを、1つにまとめたZipファイルでご入稿いただければ、スタッフが面付けを行います。

ブックレットのデータ入稿はPDF、Illustrator、Photoshopの3択

ブックレットのデータを入稿する場合、入稿可能なファイル形式を確認しましょう。

ブックホンで対応しているファイル形式はPDF、Illustrator（.ai）、Photoshop（.psd）で、いずれもWindows日本語版での対応となります。
Microsoft OfficeやInDesignなど、上記3つの型式以外のデータはPDFに変換して入稿してください。

WindowsでIllustratorやPhotoshopを使ってデータを作成していても、PDFに変換しての入稿がおすすめです。

PDF入稿がおすすめな理由

1. 印刷料金10％OFFの割引がありオトク（ブックホンの場合）
2. 文字化けやレイアウト崩れなどトラブルが起こらないので安心
3. データサイズが小さくなり、短時間でデータが送付でき、アップロードも失敗しにくい

PDFで入稿するだけで料金が10％も安くなるだけでなく、文字化け、レイアウト崩れ、画像のリンク切れなどのトラブルもありません。作成したデータのイメージ通りに仕上がります。

安さと確かな仕上がりのためにも、PDF入稿がおすすめです。

小冊子印刷のお見積もり＆ご注文

● かんたん！印刷費がすぐわかる！
● PDF入稿　通常価格から10％割引
● 全国送料無料

サイズや部数を選ぶだけ！印刷料金をリアルタイム表示！
オンデマンド印刷、オフセット印刷を同時に比較できます。
お見積書のダウンロード（PDF)も可能です。

作例紹介では、ブックホンで印刷製本されたお客様の事例を多数ご紹介しております。
用紙、ページ数、製本方法などさまざまな仕様で作られた冊子、書籍をぜひ参考にしてみてください。

「予算におさまるよう仕様を決めたい」
「用途にあった紙や、印刷方法を教えてほしい」

冊子印刷のご質問やお悩みを、何でもお気軽にご相談ください。
もっときれいに、もっとリーズナブルに。冊子印刷のプロがご提案、アドバイスいたします。

よくあるご質問：ご注文方法や印刷製本について

お問合わせフォーム：24時間受付中です。担当者よりご回答、ご連絡いたします。

お電話：06-6167-5310
営業時間：平日10時～18時
定休日：土曜・日曜・祝日

納期、出荷について
3営業日から10営業日まで4つの納期コースがあります。納期が長いほど、印刷製本価格がお安くなります。