同人誌の余白は何mm?A5,文庫,新書で最適な設定は?
同人誌を作成するときに気になる「余白」の設定。余白は適切にとることで、読みやすく洗練された本ができます。
しかし、どのくらいの余白にすればいいのか、わからないという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は余白について、何mmの余白をとればよいのか詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブックホンの冊子印刷
定型から変形サイズまで無線綴じ、中綴じ、平綴じを印刷製本します。
ネット印刷最安値に挑戦中!
本の余白の名称
本の余白には、それぞれ名前があります。
のど(とじしろ)
綴じる部分を「のど」と呼びます。「とじしろ」と呼ばれることも。
同人誌の余白を考える際に、特に重要といえるのがのどの余白です。のどの余白の設定を間違えると読みにくい本が出来てしまうので注意しましょう。
小口
本の外側の部分を「小口」と呼びます。
盲点になりがちですが、本を読むときは小口を持つので、小口の余白もしっかりととることが大切です。
天・地
本の上部を「天」、本の下部を「地」と呼びます。
基本的には、この部分にノンブル(ページ番号)や章タイトルを設置します。
綴じ方の違いも知っておこう
同人誌にはさまざまな綴じ方、製本方法があります。
- 無線綴じ : 本文の束を表紙の紙で綴じる方法。市販の文庫本などの綴じ方。
- 中綴じ : 本の中心を針金(ホチキス)で綴じる方法。コピー本などの綴じ方。
- 平綴じ(ホチキス留め) : ホチキスを使って綴じる方法。資料などでよく見られる綴じ方。
綴じ方によってのどの余白の取り方が変わるので注意しましょう。
中綴じや平綴じの場合は、10mm程度の余白でも、ある程度読みやすくなります。
しかし、無線綴じの場合はしっかりと余白をとる必要があります。文字が内側に入り込んでしまうと読みにくくなってしまうので、注意してください。
同人誌の余白は、具体的にはどのくらいとる?
同人誌の余白を設定するときには、具体的に何mmとればよいのでしょうか。
余白の考え方としては「できる限り広めにとる」ようにしましょう。余白は広めにとったほうがスマートな見た目になり、読みやすい本になります。
とはいえ、余白を広くとればとるほど1ページあたりの文章量が減ってしまい、ページ数の増加の原因にもなってしまいます。
最適な余白がどのくらいなのか、見ていきましょう。
のどの余白
のどの余白が足りないと文字が内側に入ってしまい、非常に読みにくい本が出来てしまいます。特に厚みのある本は、のどの余白をしっかりととってください。
薄めの本であれば15mm程度、厚めの本であれば20mm以上とることをおすすめします。
ちなみに私は300ページの小説本を作って、のどを15mmにしたところ、思いっきり文章がのどに入り込んで読みにくい本になりました。
分厚い本を作る場合は、近いページ数の文庫本などを実際に測ってみて、どのくらいの余白をとればいいか確認して参考ににしてみる方がよいかもしれません。
小口の余白
小口は手で持つ部分なので、指を置いても文字が隠れない程度の余白をとりましょう。
最低でも10mmはほしいところです。12~15mm程度にすると丁度よい余白になるでしょう。
天・地の余白
天・地は直接読みやすさには関わらない部分ですが、適切な余白をとることで見栄えがよくなります。
本のサイズに合わせて余白を調節するのがおすすめです。以下のような天・地の余白を設定すると、スマートなレイアウトになります。
- A5 : 15~20mm
- A6(文庫サイズ) : 15~20mm
- 新書1段組 : 20mm前後
- 新書2段組 : 15mm前後
新書の場合は、1段組か2段組かで変えてみてください。
1段組の場合は、天・地を広めにとることをおすすめします。天・地が狭くなり、1行あたりの文字数が増えてしまうと、少々読みにくくなってしまうためです。
【同人小説のレイアウト】余白や文字数、1段組と2段組どっちがいい?A5、A6、新書
また、天を少し広く余白をとってノンブルや章タイトルを設置し、地を狭くとるというレイアウトにすると、ちょっとかっこいい雰囲気に。市販の書籍にもよく見られるレイアウトです。
余白については、以下の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
ノドと小口の余白は何mm?無線綴じ&中綴じ【冊子印刷の入稿データ作成】
冊子の余白設定は何mm?無線綴じ&中綴じ【冊子印刷の入稿データの作成】
【Word】余白の設定方法|読みやすく洗練された紙面は「余白が多め」が基本!
作例紹介では、ブックホンで印刷製本されたお客様の事例を多数ご紹介しております。
用紙、ページ数、製本方法などさまざまな仕様で作られた冊子、書籍をぜひ参考にしてみてください。
「予算におさまるよう仕様を決めたい」
「用途にあった紙や、印刷方法を教えてほしい」
冊子印刷のご質問やお悩みを、何でもお気軽にご相談ください。
もっときれいに、もっとリーズナブルに。冊子印刷のプロがご提案、アドバイスいたします。
よくあるご質問:ご注文方法や印刷製本について
お問合わせフォーム:24時間受付中です。担当者よりご回答、ご連絡いたします。
お電話:06-6167-5310
営業時間:平日10時~18時
定休日:土曜・日曜・祝日
納期、出荷について
3営業日から10営業日まで4つの納期コースがあります。納期が長いほど、印刷製本価格がお安くなります。
安心の冊子印刷製本
サポート
ブックホンができること
よりよい小冊子作成のための各種解説
データの作り方はこれであってる?どうやってPDFに変換するの?こんな加工ってできる?
お問い合わせの多い内容について詳しく解説!便利なツールもございますのでご活用ください。
ブックホンの用途で探す小冊子
作りたい冊子の用途に合わせて、おすすめの仕様や価格例をご案内
- 表示切替:
- 全て
- 学校・教育現場向け
- 法人・各種団体向け
- 個人・サークル向け
100部・全部モノクロ印刷
講座テキスト・問題集やセミナー向けなど、様々な教材/テキストの冊子作りとコストの見直しに。
50部・全部モノクロ印刷
博士・修士や卒業論文など、各種論文の提出や配布用の冊子を安くきれいにお手元へお届けします。
30部・全部モノクロ印刷
卒業文集は仲間達と綴る最後の共同作品。大切な1冊のための、ベストな仕様と費用をご提案。
50部・全部カラー印刷
卒園アルバム・退官記念誌や創立記念誌など、人や企業の《足跡と希望》を、最適な形で冊子に。
50部・本文モノクロ印刷
音楽教室のレッスン用の楽譜や教本、発表会で使うお揃いの楽譜などを低価格でご検討頂けます。
50部・全部モノクロ印刷
時勢に応じた最小限の部数・1部単位の追加など、最適な報告書作りを低価格でサポートします。
100部・全部モノクロ印刷
各種公的機関・オフィス用途から趣味用途まで、目的に合った資料冊子作りをサポートします。
50部・本文モノクロ印刷
ユーザーにとってわかりやすく扱いやすいマニュアル小冊子を、そんなご要望にお応えします。
50部・全部カラー印刷
手軽で活路も多いパンフレットなどの最適仕様をご案内します。小ロットでも低価格で印刷製本!
100部・全部カラー印刷
少ロットでも低価格な冊子印刷で、新商品限定や季節カタログをより効果的に活用できます。
50部・全部カラー印刷
撮りためた写真作品の冊子化は、ノベルティーとしても手軽で扱いやすいオンデマンド印刷で。
50部・全部カラー印刷
初めての冊子作りでも、簡単で、安くきれいに冊子絵本やオリジナルのイラスト集を製作できます。
100部・本文モノクロ印刷
各種ノートや医療用手帳を自由なデザイン・書式で1冊から作成、イベントのノベルティーにも。
50部・全部モノクロ印刷
作品が冊子になる喜びを身近に感じていただくために、少部数・低価格でサポート致します。
50部・本文モノクロ印刷
低価格・小ロットが得意なブックホンは作品や商品として、小説や実用書の冊子化を応援します。
30部・全部モノクロ印刷
生きた証を形に残したい方へ。ページ数や文体に縛られない自由な自分史作りで新しい発見を。
100部・全部モノクロ印刷
最短3営業日で出荷可能、幅広く活用される会報誌や広報誌作成を納期面でもサポート致します。
50部・全部カラー印刷
個人発信ツールとして人気のZINE(ジン)、初めての1冊はブックホンでチャレンジしませんか?