B5それともB6？文字中心の本にB判を選ぶ理由【印刷製本のサイズ】

会議資料のコピーなどで使うプリント用紙や、企業や団体が制作する冊子などは、一般的にA判サイズが大半です。

しかし、書店の本棚を見てみると、並んでいるのはB判の書籍ばかり。
そう、書店に流通している書籍の多くは、B判サイズなのです。

「学生時代はB5ノートを使っていた！」という方も多いことでしょう。

今回はそんなB判サイズについて、どの冊子にどのB判サイズを選べばいいか、詳しくなっていただきたいと思います。

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A判よりB判が多い　小説や雑誌、漫画のサイズ

本屋さんにある書籍のサイズは、B判がたくさんあります。

例えば週刊誌はB5です。他にも、

• 雑誌
• 同人誌
• 単行本のエッセイや小説

などもB判サイズで印刷製本されています。

写真やイラストがメインの冊子にはB5がベスト

B5サイズは182mm×257mmです。

B判のベースとなる、B0サイズ（1030mm×14560mm）の1/32の大きさです。

B0の長辺を半分に折ったサイズをB1と呼び、B1サイズの長辺をさらに半分に折ったものをB2と呼びます。
B5は、この半分に折る動作を5回繰り返したものです。

B5は、A4よりも一回り小さいサイズで、写真と文字の両方を使った冊子に向いています。

週刊誌がB5サイズで売られる理由

週刊誌は、まさに「写真と文字」の多い雑誌です。
スクープ写真を大きくレイアウトして、その内容を文字で伝えます。

見た目のインパクトが重要な週刊誌にはB5が最適なのです。

また、週刊誌は、ちょっとした時間の合間に読む人が多いです。
持ち歩くことも多く、サラリーマンのかばんやブリーフケースの中で邪魔にならないサイズなら購入のハードルも下がります。

A4では大きすぎる。
B5ならちょうどいいというわけです。

マンガ系の同人誌もB5が主流

同人誌も、写真やイラスト、マンガの作品はB5で制作されることが多いです。
イラストとテキスト、どちらも盛り込んだ作品でもB5はポピュラーなサイズです。

B5サイズは図版もしっかり見てもらいたい、読み物も充実させたいという2つの思いを叶えてくれます。

長文の小説、単行本には「B6」がおすすめ

手のひらサイズの小説や単行本にはB6（128mm×182mm）がおすすめです。

手に持ちやすく、長文を読むのにも疲れません。
文字メインのエッセイ、学術書などもB6が採用されます。

まんがの単行本、コミックスなどはB6ではなく、新書判（103mm×182mm）で印刷製本されることがあります。

B6よりも15mm程度横幅が短い新書判。
見た目に細長く、スタイリッシュに見えるのが特徴です。他に、新書本、詩集などに用いられることが多い判型です。

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