「選択範囲がロックされているため、この変更はできません」4つのエラー原因と対処方法【Word、Excel】

WordやExcelを使って作業をしようとした際、

「選択範囲がロックされているため、この変更はできません」

というエラーが出てくることがあります。
なぜこのエラーが出るのか、エラーを解除するためにはどうすれば良いか4つの原因とそれぞれの対処方法をお伝えします。

「選択範囲がロックされているため、この変更はできません」4つの原因

このエラーが出る理由は、主に以下の4つです。

• 「文章の保護」がされている
• ライセンス認証されていない
• デザインモードがオフになっている
• ドキュメント・ファイルが最終版になっている

4つの原因ごとの対処方法は次の通りです。

対処方法①　「文章の保護」「シートの保護」がされている場合

WordやExcelなどのオフィスのソフトには、他者が勝手に変更を加えることができないよう、文章やシート、ブックを保護する機能があります。保護されたファイルを編集するためには、保護した機能の解除が必要です。

Wordの保護機能の解除方法

どのバージョンも「校閲」タブから保護の制限を解除できます。

• Word2007　「校閲」から「文書の保護」を開き、一番下にある「保護の中止」を選択
• Word2010、2013、2016　 「校閲」から「編集の制限」を開き、一番下にある「保護の中止」を選択

Excelの保護機能の解除方法

Excelの場合、2つの方法があります。

• Excel2007

  方法1　「ホームタブの「書式」から「シート保護の解除」を選択

  方法2　「校閲」タブの「変更」から「シート保護の解除」を選択

対処方法②　ライセンス認証されていない場合

オフィスソフトの使用にはライセンス認証が必要です。認証をせずに使い続けていると、編集ができなくなります。

ライセンス認証の方法

「ファイル」から「ヘルプ」を選択　→　「ライセンス認証キー」を選択、指示に従って認証を行う

※「ライセンス認証キー」という表示がなければ、ライセンス認証済みです。

対処方法③　デザインモードがオフになっている場合

デザインモードがオフになっていると編集ができなくなります。

Word、Excelの対処方法

「ファイル」から「オプション」を選択　→　「リボンのユーザー設定」を開く　→　「メイン　タブ」の中から「開発」にチェックして「OK」で閉じる

対処方法④　ドキュメント・ファイルが最終版になっている場合

WordやExcelで作成したデータを「最終版」にすると、ファイルは読み取り専用になって編集ができなくなりますが、最終版を解除すれば編集できるようになります。

Wordの最終版の解除方法

メニューバーの下の「最終版」メッセージ右側にある「編集する」を選択

Excelの最終版の解除方法

「ファイル」から「情報」　→　「保護」　→　「文書」　→　「プレゼンテーション」（もしくは「ブック」）　→　「最終版にする」を選択。

この操作後はファイルが再び編集可能な状態になっているため、作業が終わったらもう一度「最終版」に戻しておきましょう。

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