初版 第二刷 2020年1月10日発行
増刷、重版、改訂の違いとは?追加で印刷したいときの素朴な疑問
過去に印刷会社で印刷した書籍、冊子やポスター、チラシなどを
「部数の在庫が少なくなったから、追加で印刷したい」
「この内容が変わったから、ここだけ変更して印刷したものが欲しい」
というとき、ありますよね。
ところでこの「追加で印刷」について、「増刷」、「重版」、「改訂」と違った呼び方をすることがあります。
それぞれどのような違いがあるのか、自分が追加印刷の依頼をするときはどの言い方が当てはまるのか、疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
「増刷」、「重版」、「改訂」の正しい意味をお伝えします。
目次
増刷=以前と同じ内容でもう一度印刷すること
前回の印刷内容とまったく同じ内容で印刷することを「増刷」と呼びます。
例えば、出版された本が大人気で在庫が足りなくなったため、同じ内容でもう一度印刷した本は「増刷」となり、本の奥付には
と表記されます。
これは、「初回に刷ったもの(初版)と同じ内容の本で、2回目の増刷です」という意味です。
この第二刷も大人気で売れてしまい、もう一度同じものを印刷した場合は、「初版 第三刷」と表記され、印刷した回数ごとに「第〇刷」の数字が増えていきます。
増刷するとき印刷会社への注文方法
増刷は、同じ内容の再印刷ですから、前回入稿したデータと同じものを再度入稿します。
少部数の増刷なら、1冊から1冊単位で必要な部数だけ注文できるオンデマンド印刷が美しく安価おすすめです。150~200部以上なら、オフセット印刷が1冊あたりの印刷価格が安く、印刷もより精緻な表現で仕上がります。
重版=内容を一部訂正して印刷すること
内容の一部を変更する追加印刷は「重版」と呼びます。
「前回印刷した内容の表記を一部変えたい」「追記したい部分がある」という場合は重版となり、奥付には下記のように記されます。
初版 第一刷 2019年5月30日発行
第二版 第一刷 2020年1月10日発行
「第二版」が重版にあたります。
重版の呼び方の由来は、版下を作るオフセット印刷では、印刷する内容が変わると版下そのものを新しく作り直すため、「版」を「重ねる」ことから「重版」と呼びます。版下を作らないオンデマンド印刷でも、重版といいます。
重版するとき印刷会社への注文方法
内容の一部が変更された追加印刷「重版」は、新しく印刷したい内容の原稿データを入稿します。
改訂=内容を変更し、新しい本として印刷、出版すること
過去に作った本の内容の一部を変更・追記したうえ、タイトルを変更して新しい本として印刷することを「改訂」と呼びます。
印刷製本した本にISBNコードを付ける場合、改訂版には新しいISBNコードが付きます。
重版ではなく、改訂版にする理由
ある本が市場に流通して書店に並ぶ場合、重版だと古い版と新しい版が混ざって並ぶことがあり、読者は版を確かめなければどちらが新しいかを判断できません。法律やお金に絡むような重要な変更内容だと、読者への影響も大きく、深刻なクレームにつながります。
改訂版として印刷、出版すれば、古い版を返品して「改訂」版と交換することが多いため、読者は迷うことなく新しい版を見つけられて利便性があり、クレームも防げます。
また、仮に返品交換をしなくてもタイトルを見れば「こちらのほうが新しい」「別の本だ」とひと目で分かります。重要な変更や追記がある場合は、「改訂」にすることを検討しましょう。
改訂するとき印刷会社への注文方法
タイトル、本文ともに変更された新しい原稿データを入稿します。
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