ZINE(ジン)リトルプレスの印刷料金とおすすめの用紙、綴じ方
最近ではZINE(ジン)を集めたイベントや専門店もあり、ZINEカルチャーは一般に浸透してきています。
今回は、そんなZINEの制作に必要な印刷・製本の知識をご紹介しましょう。手製本している方も少なくないZINE。しかし、オンデマンド印刷を利用すれば、もっと簡単に、クオリティの高いZINEの制作ができます。
ブックホンのフリーペーパー / ZINEの印刷製本オススメ仕様・価格例はこちら
目次
ZINE(ジン)とは?
ZINEとは、自主制作の出版物のことです。リトルプレスなどと呼ばれることもあります。
日本では“同人誌”と呼ばれることも多いです。フリーペーパーのように無料のものもあれば、有料のものもあります。
ZINEは、アーティストやクリエイターなどある種の才能を持つ人が作るもの、と思われがちですが、そんなことはありません。
今や、SNSが個人が気軽に情報発信できるデジタルツールとして定着、活用されているように、デジタルではない、『紙のツール』として誰でも発信(発刊)できるものが、ZINEです。
ZINEの魅力は自由度です。
テーマはもちろんのこと、文章を載せることも、写真をつかうことも、自身の表現したいこと次第です。《雑誌風》にする必要ももちろんありません。
紙面を使って自身が伝えたいこと、表現したいことが伝わればそれでよいわけです。
ブックホンは機械による印刷と製本を行いますし、取り扱う用紙も多くはありません。
その様な意味では一定の制限(できないこと)は存在しますが、シンプルなZINE作成には十分ご対応が可能ですので、《はじめてのZINEづくり》としておすすめできる仕様をご案内します。
ZINEに最適な「紙、印刷の仕様」が知りたい!おすすめの紙は?
さて、個性的なテーマの多いZINEですが、どんな紙や仕様が最適なのでしょうか?
一つの例として、以下の仕様を参考にしてみてください。
おすすめの仕様【ライト・バランス型】
- ①表紙用紙:マットコート110K
- ①本文用紙:マットコート90K
- ②サイズ :B5/A5
- ③綴じ方 :無線綴じ/中綴じ
- ④印刷様式:【オンデマンド印刷】表紙・本文ともカラーまたは混在
文字と写真がバランスよく使われているZINEにおすすめで、取り扱いやすさを重視した、やや薄手のZINEを想定しています。
①マット系は表面の光沢が抑えられているため、余白(紙の白い部分)の反射がなく文字が読みやすくなります。また、厚みを控えめにしているので手に取った際に重々しく感じさせません。
②はじめてのZINE作成ならA5が特におすすめです。入稿前に家庭用プリンターでA4用紙に見開きで印刷・確認ができるのは心強いメリットです。
もちろん150×150mm角など、規格外でもカスタムサイズによる指定が可能です。
③ページ数にもよりますが、ライトに仕上げるなら見開き写真にも強い中綴じがおすすめです。
ただし針金を使いますので、対象年齢や環境には配慮が必要です。
④やはりカラーでの表現力は魅力です。小説風など《あえて狙ったモノクロ仕様》なら、より安価でご対応できます。予算を抑えるならブックホンが得意な混在印刷をご活用ください。
写真がメインでややしっかり目に仕上げるならマットコート135Kで統一すると、ラック置きのパンフレットに近い雰囲気になりますし、ツヤのある質感がよければ、コート紙も選択できます。
タウンガイド風な内容でページも文字も多めなら、本文に上質70Kなどでも遜色ありません。
その場合は無線綴じ製本で、表紙は本文よりも厚い紙を選択すると本文保護にもなるのでおすすめです。
用紙の厚みはどこを見る?
紙の商品名のあとには「90K」などと書かれており、実はこの数字が紙の厚さを表しています。
厳密には一定量の紙を積み上げた際の紙の山の重さであり、マットコート110Kであれば、その山が『110kgであること』を意味します。
同じ密度・同じ枚数であれば、重い方が単純に分厚い、ということになりますので、
数字が目安となり、用紙の厚みは『90K<110K』と判断できる、というわけです。
ただし、注意するのは異なる商品で比較しない、という点です。
紙は商品ごとに構造が異なり、表面に加工がしてあったり、繊維の密度が変わります。
これらが異なると、単純に重さだけでは比較ができません。例えばコート紙とマットコート紙を比べた場合、
コート135K(0.13mm)<マットコート135K(0.17mm)
となり、本文200ページに換算すれば、背幅が約4mmも違ってしまいます。
気になるZINE作成の費用は?
ZINEの制作費についても触れていきましょう。
デザインやデータ作成にリソースをかけながら、印刷製本はきれいに、印刷費はなるべく抑えたいもの。
一般的に、 発注部数が多ければ多いほど、1冊あたりの印刷費は安くなります。
また、納期が長いほど印刷費は安くなります。
ブックホンには3日,5日,7日,10日と納期のコースがありますが、同じ仕様でも10日コースが最安値になります。
ZINEの印刷価格例 ①
上記でご案内した【ライト・バランス型】ZINEの価格例、本文20ページ設定です。
- 中綴じ
- オンデマンド印刷
- A5サイズ 20ページ
- 表紙 マットコート110K、カラー両面
- 本文 マットコート90K、カラー両面
- PDF入稿(10%OFF!)
*キャンペーン期間中は割引価格を表示しております。
ZINEの印刷価格例 ②
やや厚めに本文用紙を設定し、一定期間の保存にも適したしっかり目のZINE・価格例です。写真をメインとしたセレクト雑貨のイメージカタログにも使えそうな仕様です。
無線綴じ20ページ仕様ですが、ページ数を抑えることでZINEの『お手軽感』も十分です。
- 無線綴じ
- オンデマンド印刷
- A5サイズ 20ページ
- 表紙・本文とも マットコート135K、カラー両面
- PDF入稿(10%OFF!)
*キャンペーン期間中は割引価格を表示しております。
はじめてのZINEづくりは何かと敷居が高く感じられるものですが、そこまで難しいものではありませんし、
考えたり、素材をあつめたり、時間に追われることもありますが、ページの製作工程も楽しいものです。
何より『その1冊が出来上がった喜び』は、言葉では言い表せません。
はじめての1冊、ぜひともチャレンジしてみてください。
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