タントってどんな紙？用途や特徴、メリット・デメリットを解説

ネット印刷で紙を選ぶ時に見かける「タント紙」。
聞きなれない言葉に「いったいどんな紙？」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

タント紙の用途や特徴、メリットとデメリットをお伝えします。

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タント紙とは？

タント紙は豊富なカラー展開が魅力のファンシーペーパーです。

タント（tanto）とは、イタリア語で「たくさん」という意味を持つ言葉です。

色の種類がとても豊富だったことから、「たくさん」という名前が付けられ、1987年に発売が開始された当時は「タント100」という名前だったのですが、2009年に新色が加わり200色になったことから、今の「タント」という名称に変わりました。

質感「上品、しなやか、柔らかい」

タント紙の特徴を端的に表現するなら、「上品」「上質」「上等」がぴったりです。

表面には控えめな凹凸のあるエンボス加工が施されており、ちょっと特別な外観と手触り。それでいながらしなやかで柔らかく、高級感がただよいます。

タント紙が使われている印刷物

タント紙は用途が非常に広く、封筒やカレンダー、名刺、案内状、メニューなどのほか、折り紙をはじめとしたペーパークラフトにも使用されることが多いです。

冊子では、表紙の裏側に貼る見返しと遊び紙によく使用されています。
ブックホンでも、無線綴じ冊子の遊び紙に5色のタント紙をお選びいただけます。

メリットとデメリット、使い勝手

凹凸のある表面加工が美しく、柔らかい手触りに温もりを感じさせるタント紙は、高級感や上質さを演出する印刷物に最適です。

「ここぞ」という場面で使うとより品の良い雰囲気を作り出す優秀な紙です。また、さまざまな色合いがあるので、イメージに近い色を選びやすい特徴があります。

その反面、エンボス加工があり、色が付いている紙であることから料金はややお高め。印刷費用がかさんでしまいがちなのがデメリットだと言えるでしょう。

しかし、タント紙は「高級感」がセールスポイントの紙なので、デメリットとメリットは表裏一体。上質さを求める印刷物ではぜひ使いたい紙です。

向いている冊子

タント紙を冊子の見返しや扉に使用するのに、向いているのはこんな冊子です。

• 「記念に残る特別な冊子」　イラスト集や写真集、アルバムなど
• 「長く保存される冊子」　記念集、卒業アルバム、名鑑など

• 高級感、上質さが求められるカタログ

• 冊子を手に取る対象年齢が高め

向いていない、色上質紙のほうが良い冊子

• 印刷費を安く抑えたい冊子
• パステルカラーや明るい色の紙使いたい冊子

• カジュアルでチープな印象を持たせたい冊子

• 短期間での使用が予想される冊子

• 幼児、子どもが対象の冊子

タント紙は色展開がとても多い用紙ですが、ブックホンでは現在ベージュや茶系、ネイビーなど落ち着いた色味のタント紙を遊び紙の対応用紙として取り扱っています。カラーサンプルはお見積もり／ご注文、または用紙についてからご確認いただけます。

カラーサンプルを見て、「作りたい冊子、遊び紙のイメージと違う」と思われた場合は、色上質紙（31色）やファーストビンテージ（5色）もご検討ください。

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