冊子印刷|安い価格で作りたい!知っておきたいポイントとは?
どうせ作るなら安い価格が嬉しい、でもヘンなものができたら嫌だ!もちろん筆者もそう思います。
せっかく作る冊子ですから、適切に費用は掛けつつも、出費を抑えたいものです。
そこで冊子作りにかかる費用の成り立ちを解説し、節約できるポイントをお伝えしていきます!
目次
冊子のどこで価格が変わるの?
どんな商品でもそうですが、材料費や手間代、経費などを全部積み上げて【コスト】となり利益が加わって【価格】となるので、基本的には冊子も同じですが、中身を工程で分けると、こんな感じでしょうか。
・デザイン | 厳密にはこれも価格に関係しますがこれはまた別の機会に。 |
・印刷 | 表紙や本文の紙面を量産する工程 |
・製本 | 本の状態に綴じる工程 |
・加工 | 表紙や本文をより豪華に作りたい場合に必要な工程 プラスアルファの部分=価格が上がる内容ですので、また別の機会に。 |
・輸送 | 送料は基本的に必要。価格に含まれていることも多いですし、必須経費と考えるのがベターです。無料なら『ラッキー』程度に。 (本や冊子のたっぷり入った段ボールは本当に重い!のでドライバーさんに労いの意味でも) |
今回は【印刷工程】と【製本工程】について探ります。
印刷費用は「用紙・副資材・生産」の費用
作る量と価格の関係は、たくさん作れば単価は下がるが総額は上がる、です。これが基本。
その中にもさらに安い価格で作るポイントがいくつかあります。
印刷工程でかかる費用は、おおまかには、
紙の費用+副資材(主に版)の費用+生産(印刷実務)の費用
こんな感じで、これはチラシなどでも同じです。それぞれもう少しだけ掘り下げます。
用紙の費用は本文が大半
どんな本・冊子でも表紙の紙は1枚(上製本の表紙は補強材などの副資材も必要)だけですので、主に価格に影響するのは本文の紙。もちろん本文ページ数が多ければ、使う紙の量も増えるので費用が上がります。
使いたい紙の種類によっても異なります。紙は「ちょっと特徴あっていいなぁコレ!」と思う紙はだいたい高いものが多いです。エンボス紙や透かし、箔入りなどはわかりやすいですね。
通常、冊子の本文は上質紙・コート紙・マット紙などが使われていますが、特殊な紙ではありません。この3種は価格もほとんど変わりがなく、差が出るとすれば、紙の厚みによる価格の差ですが、これも劇的に変わるわけではありません。※ただし、塵も積もれば…で、物量にもよります。
冊子のネット印刷(印刷通販)の場合なら、本文の紙はどれを選んでもそこまでの価格差はないはずです。変わった場合は、ちょっと特殊な紙を選んだな、と解釈してください。
副資材のほとんどは「版」の費用
紙に印刷するには『版』が必要ですが、資材に関係する費用は主にこの『版』の費用です。版って何?と思われる方は、よくあるゴム印を想像してみてください。
ゴム印のゴムの部分が『版』です。朱肉は印刷でいう『インク』にあたりますので、ゴム(版)に朱肉(インク)をつけて、紙に写す(印刷する)、と考えてください。
この版は、印刷する内容ごとに必要な資材です。簡単に言ってしまえば名字の数だけ印鑑が並んでいるように、印刷する内容ごと、つまりはページの数だけ版が必要、ということになります。
版にはもうひとつ、使用するインクごとに版を分けなければならない、という特徴があります。
小学校の時にやった多色多版の木版画のように、図柄の赤い部分だけを刷る版、黄色い部分だけを刷る版、といった感じです。
フルカラーによる印刷再現は、CMYK=シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックによる4色再現が基本ですので、カラー印刷の場合は版が少なくとも4枚必要、ということになります。
厳密には、印刷会社では数ページを同時に印刷しますので、実際には8ページや16ページごとに版が必要です。
仮に、小説本160ページ分の印刷で、8ページごとに版を作ったとしたら、20枚の版が必要ですし、
さらにこれが写真集160ページ分のカラー印刷なら、20枚×4色分=80枚の版が必要となります。
この版のやっかいなところは、何冊作っても同じだけの版が必要な点です。
さっきの例、フルカラー写真集160ページの冊子でいえば、
作りたい写真集は1冊だけでも、版80枚分の費用がのっかるわけですから、価格はずいぶんと高くなってしまいます。
※厳密にはPS版などの材料代と刷版作業代(印刷する内容の焼き付け工程)は別ですがややこしいので触れません。
生産に関係するのは「印刷方式」と「色」
・印刷方式は選べる!
資材のところで触れた『版を使った印刷方式』で現在主流なのが【オフセット印刷】と呼ばれる方式です。
オフセット印刷のメリットは、1度にたくさん刷るのに向いているので、1冊あたりの価格が安い、という点。
裏を返せば、少ししか刷らなければ1冊あたりの価格が高くなる(資材費が高くつく)、というデメリットを持っています。そのため昔は『すぐには200冊しかいらないけど、1冊を安くすませるために2,000冊作って残りを在庫』という話が普通でした。
そこに登場したのが【オンデマンド印刷】と呼ばれているデジタル印刷機(オンデマンド機)を使った印刷です。
この印刷機は簡単に言ってしまえば『超高性能なレーザープリンター』で、インクではなくトナーを使った高細密な印刷再現ができます。
オンデマンド(On-Demand)は『必要な時に必要なだけ(要求に応じて)』といった意味ですが、『オンデマンド印刷』は『短納期・小ロット(少ない部数)でのデジタル印刷』を指す場合がほとんどです。
オンデマンド印刷の大きな特徴は版を使わないことです。版を使わないとなると、
160ページのカラー写真集1冊だけでも、版の費用は不要なので1冊に見合った安い価格で手に入る、というわけです。
100部だけ急いで必要、などの場合でも適切な価格で納期に間に合わせることができます。
版がいらないなら、その分1,000冊でも安くなるんじゃないの!?
…と思いたいところですが、残念ながらそうでもありません。
もちろん版が必要ない分、資材の費用は大幅に減りますが、オンデマンド印刷の平均的な機械の場合、オフセット印刷機で使えるほどの大きな紙が使えないため、1度に印刷できる量が多くありません。またトナー等の資材にかかる費用がインクに比べ高いこともあり、一定量を超えるとオフセット印刷よりも高くなってしまいます。
つまり全体を考えるとオンデマンド印刷も『少し刷る分には安い(見合った)価格』というメリットがある一方で、裏返せば『たくさん刷るなら割高』というデメリットを持っている、というわけです。
上記のグラフは2021年11月現在の冊子のネット印刷における数量と部数の関係の一例をグラフ化したもの(ブックホン調べ)で、注目すべきは価格ではなく、『オフセット印刷とオンデマンド印刷の線の傾き』です。
どの例でもオンデマンド印刷は低価格帯から始まり急角度に伸び、オフセット印刷は少部数なのに価格のスタート位置が高く、緩やかに伸びていきます。そして、必ず分岐点があることがポイントです。
オフセット印刷のスタート位置が高いのは部数に関わらず版代がかかるため、オンデマンド印刷が急角度なのは単純に1枚刷るのにかかる費用が高いためで、そのバランスがとれるところが分岐点、と言えます。
グラフを見てもわかるとおり、印刷設備の規模や性能、作りたい冊子の仕様、その会社の価格設定によって簡単に分岐点の位置が変わるため、例えば『300部以上は絶対オフセット印刷』などと一定化できるものではありませんが、
印刷方式をうまく選べば安い価格で冊子の印刷ができるかも、ということは知っておいて損はありません。
価格が安いことを基準に書きましたが、オフセット印刷・オンデマンド印刷どちらにも特徴、メリット・デメリットは他にもあります。どちらかが絶対的に良い、ということではなく、目的に合った方を選ぶようにしてください。
・カラーとモノクロで価格が変わる?
印刷方式で価格が変わることがあることを解説しましたが、価格を左右する要因がもうひとつに『色』があります。
これはもう単純に、カラー印刷かモノクロ印刷か、という解釈でひとまずは大丈夫です。
(蛍光インクやメタリック系など特色刷りは特殊な仕様と考え、ここでは割愛)
年賀状を30枚ぐらいカラー印刷するだけなのに、
『下記のインクが無くなりました。【イエロー(Y)】【ライトシアン(LC)】【ライトグレー(LGY)】』
などと無情なことを言われ、年末に痛い出費をした経験はありませんか?
版と同様、カラー印刷は必要なインクやトナーの種類が多いので、モノクロに比べ単純に印刷費用が上がります。
インクやトナーは資材の費用じゃないの?と言いたいところですが、使ったインク量を計るというのも無理があるので、実際には1枚刷る印刷代を使用するインク代込みで設定=印刷単価が上がる、というわけです。
オフセット印刷でもオンデマンド印刷でも、CMYKの4色が基本なので、単純に4倍…とまではいきませんが、モノクロ(K1色)に比べて印刷費用が割高なのは間違いありませんし、まぁ普通そんなもんだろう、と感覚的にお分かりいただけると思います。
問題は印刷物が冊子の場合で、これは少々事情が変わります。
冊子の場合は紙1枚のチラシと異なり、本文の途中でカラーページが複雑に混ざったりするため、機械の構造・性能や作業性との関係でカラー/モノクロの切り分けが難しい、という特徴があります。
オフセット印刷の場合は物量も多く、数ページ単位のブロックで印刷しますが、ブロック単位ではカラー/モノクロを切り分けできるため、どちらかといえばまだ費用にムダが出にくいと言えます。
一方で冊子のオンデマンド印刷は『1ページでもカラーがあれば本文100ページが丸ごとカラー印刷扱い』となる価格設定も多く見られるため、ほとんどモノクロページなのに思ったより見積額が高くなる、というなんだかもったいない話も生まれてしまいます。
現在のネット印刷(印刷通販)の世界でも、このカラー/モノクロ設定は会社によって様々ですが、中には、
冊子のオンデマンド印刷でもページごとのカラー/モノクロをきちんと区分け・価格設定している印刷会社もあります。
『本文200ページあるけどカラーは最初のイラスト2ページだけ』なんていうケースもよくあるので、この設定の違いをうまく利用できれば、ムダのない安い価格=見合った価格で作ることができるはずです。
印刷工程の「ここがポイント」
オフセットとオンデマンドを使い分ける
印刷会社の設定にもよりますが、価格と量の関係にはオフセット印刷とオンデマンド印刷の分岐点が必ずあります。
自分の作りたい冊子(の量)が、オフセット・オンデマンドどちらに向いているかを考え、上手に使い分けることがポイントです。
カラーとモノクロを使い分ける
もちろん解説で書いた通り、ページごとのカラー/モノクロを区分けし、価格設定しているネット印刷(印刷通販)を利用することもポイントですが、『ページのデザインを考える時から印刷のことを頭に入れておく』、これもポイントです。
例えばよくあるテキストと写真の両方が含まれる見開きページ。
Aのままだと2ページともカラー料金ですがBの様に入れ替えると、1ページ分はモノクロ料金で印刷できるわけです。
これが積み重なると、ぐっと安い価格で作ることができます。
もちろん、冊子を作る目的は『内容を伝える』ことですから、入れ替えることによって伝わるニュアンスが変わってしまうような場合はおすすめしません。例えば、説明文をわかりやすくするためのカラーの図解なのに、説明文から離れた次のページにあると、いくら安くてもページが台無しですので、目的から外れない範囲でページ構成を考えることがベターです。
製本の費用は「生産」が大部分+「副資材」
印刷工程と違い、製本工程で生まれる価格の違いは、大きくは製本方式の違いですので、安ければよいというわけではありません。もちろん同じ製本方式なら、安い業者さんを選ぶに越したことはありませんが、製本方式が異なる場合、冊子の構造から変わる=仕上がりの特徴や使い勝手も変わってきますので、まずは自分の希望に沿った仕上がりになるのかどうかを確認することが大事です。
製本の種類は特殊なものまで数えると幅広くなりますので、ネット印刷(印刷通販)でよくみる製本方法に限定したとして、製本工程でかかる費用は、
副資材の費用+製本(実務)の費用
ざっくりと言えばこんな感じです。製本工程は印刷された紙の束を綴じる作業ですので、「別途見積を…」などと言われることがなければ、ほとんどは実務作業にかかる費用とみて問題ないでしょう。
副資材では大きく費用はかわらない
副資材には糸や糊、リング製本などでみられるワイヤーやプラスチック部材など綴じるための資材や、上製本で使う表紙の芯紙・補強材などがあります。ここでとんでもない差がつくことはあまりありませんが、単なる無線綴じとリング製本が同額、ということでもありません。
生産は工程数、手間がかかれば費用は上がる
製本(実務)の費用は、綴じる作業を細かく分けた工程の数が多いほど、手間もかかるので質も上がりますが、費用も上がっていきます。ただし最終的に仕上がる仕様が異なりますので、単純に比較はできませんが、冊子の作成を検討している段階なら、「予算面から見て対象にしていい製本方法かどうか?」の目安にはできます。
具体的に製本方式はどう違うのか、見ていきます。
・上製本
『ハードカバー』と聞くと、あ、あれか、とイメージできる方も多いと思いますが、芯紙の入ったひと回り大きなサイズの表紙が特徴で、記念誌などには布地仕上げのものもあります。
【折り】まず複数のページが印刷された本文を折る
【丁合】折ったものをページの順に並べ、1冊分のセット(折り丁)を組む
【糸かがり】糸を使って綴じる(機械を使う場合が多いが手製もある)
【背ならし】綴じられた背の部分にできる厚みの差を全体で均等になるようにする
【下固め】折り丁を糊を使って仮止めする
【三方断ち】小口側・天側・地側の三方を仕上げる
【丸み出し/バッキング】開きをよくするための背の整形を行う
【背固め】背部分の強化としおり・花布(はなぎれ)などの加工
【表紙つけ】別工程の表紙と背固めを経た本文を結合(見返しを接着)
【溝付け】プレス機を使った溝出しと整形を行い、完成
表紙はこの工程とは別で作られます。また、本文の綴じ方も上記の糸かがり(かがり綴じ)の他に網代綴じがあり、これも別の工程となります。糸かがりの方がより強固な仕上がりになります。
このように上製本は多数の工程が必要ですので、安い価格とはいきませんが、より丁寧に作られる分、十分な耐久性があります。また、見返しや花布など高級感・重厚感もあるので記念誌などにも向いています。
・無線綴じ製本(並製本)
身近なものなら背表紙のある雑誌や、小説、文庫本など、街の本屋さんでみかける冊子の多くに採用されている製本方式です。上製本と違い、表紙と本文を同じサイズで仕上げます。雑誌なら表紙に薄いフィルムを貼ったもの(PP加工)や、小説などならカバーや帯巻きの付いたものもあります。
無線綴じは大きく切断無線綴じと網代綴じに分けられますが、どちらも丁合済みの本文の背に糊を浸透させ、表紙と結合するところは同じです。
【折り】複数のページが印刷された本文を折る
【丁合】折ったものをページの順に並べ、1冊分のセット(折り丁)を組む
【ミーリング】糊が付きやすいよう背側にキズ(ガリ)を入れる
【糊付け・くるみ】表紙と本文を結合
【三方断ち】小口側・天側・地側の三方を仕上げる
網代綴じの場合はミーリング工程はなく、折り工程の段階で折りと同時にスリット(切り欠き)を作り、そこへ糊を入れることで表紙と結合します。
上製本と比べると格段に工程が少なくすみ、安い価格で冊子を作ることができるため、一般流通、オフィス用途、個人作品まで幅広いカテゴリーで採用されている製本方式です。
背の部分に強い圧力をかけることで『綴じ』ているため、無線綴じ製本の場合は、ページの根本まで開ききることができません。また、背の部分の補強もありませんので、用紙・サイズ・ページ数のバランスが悪ければ、無理に冊子を開きすぎることで背表紙に負荷がかかり、折れ筋が入ってしまう『背折れ』が起こることがあります。
・中綴じ製本/スクラム製本(並製本)
映画のパンフレットや店頭にある持ち帰り用の小冊子などでよく見かける針金を使った製本方式が中綴じ製本です。ホッチキスを使って自作することもできますので身近な方も多いのではないでしょうか。
多くの場合、裏表で4ページ単位で印刷された状態の本文と表紙をまとめて二ツ折にして、中央を針金で綴じます。
【折り】複数のページが印刷された本文を折る
【丁合】折ったものをページの順に並べ、表紙を含めた1冊分のセット(折り丁)を組む
【綴じ】針金でとめる
【三方断ち】小口側・天側・地側の三方を仕上げる
スクラム製本の場合は針金で綴じずに折って組んだものを断裁して完成です。針金を使わないので食品を扱う設置場所や小さな子どもに向けた冊子などに向いています。最近では紙のリサイクルを考えて採用される場合もあります。
どちらも共通して工程が少ないため、安い価格で冊子を作ることができる場合が多いです。
中綴じ製本は無線綴じに比べてページがしっかり開く、という特徴があります。そのため左右ページにまたがった見開きの画像も余すところなく見せることができます。
ただし機械仕様との関係上、厚手の紙に対応していない場合や、多ページに対応していない場合が多いといった弱みもあるため、比較的ライトな用途向けと言えそうです。
製本工程の「ここがポイント」
製本方法の違いを知り、目的に合うものを選ぶ
単純にかかる費用で比べるなら、
上製本>無線綴じ・網代綴じ製本>中綴じ・スクラム製本
というところですが、それぞれ特徴があり、作る冊子の目的・内容によっては製本方式の向き・不向きがあります。
価格は安くできたけど思ったような冊子にできなかった、では結果的に【残念な出費】になってしまいます。
十分な検討をすることが、トータルで考えて安い価格で冊子を作ることにつながる、と言えそうです。
まとめ
- 安い価格で冊子を作るには、印刷と製本をまずはおさえる!
- 印刷はオフセット印刷とオンデマンド印刷、作りたい数量に合う方を選ぶ!
- オンデマンド印刷を選んだ場合、カラーとモノクロのページ分けができると安くなる場合がある!
- 製本は工程が多いと高く、逆に少ないと安い価格になる傾向があるが、目的・内容に応じた方法を選ぶことが『希望に見合った価格』への早道!
などのことがポイントです。
製本については目的次第なところもありますので、『安いが正解とは言えない』ですが、特に印刷に関してはいろんな『使い分け』をすることで、大きく費用を抑えることができるかもしれません。
浮かせた費用で装飾加工を追加できれば、場合によっては予算の範囲内で想像していた以上の冊子を作ることもできるでしょう。
今回は印刷工程と製本工程から価格がどうやって決まっていくのか、について考えました。
また機会があればその他の工程、デザインに関することや装飾加工などについても触れたいと思います。