パンフレットに適した紙、おすすめの紙【冊子印刷】

会社案内のパンフレット

「どの紙がいいんだろう」
「よく見る“あの紙”を指定したいけれど、名前がわからない」

パンフレットの印刷製本で使用する紙でお困りの際に役立つ、おすすめの紙をまとめました。

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パンフレットに使う紙の選び方

パンフレットの印刷で紙を選ぶときは、次の3つのポイントを順番に決めていきながら、イメージに合った紙を選ぶと失敗しづらいです。

まず、1.のカラー、モノクロと分けて、それぞれどのような特性のある紙が適しているか、2、3をふまえてご紹介していきます。

（上）コート紙　（下）マットコート紙

パンフレットのカラー印刷で代表的な紙が「コート紙」と「マットコート紙」です。

どちらもコーティングを施された「塗工紙」といわれる紙で、ツルツルした平滑な手ざわりの紙です。発色が良く、カラーを美しく表現するのが得意です。

カラー印刷のパンフレットなら、商品やサービスのイメージに合わせてコート紙かマットコート紙を選ぶと良いでしょう。

コート紙
光沢があり、光を反射します。全体的にツヤ感のあるビジュアル表現をしたい紙面、華やかさやゴージャスさを演出する紙面に。
コート紙の光沢は美しい反面、反射がギラギラしているように感じられるかもしれません。
マットコート紙
光沢を押さえたシックな風合いの紙です。光の反射がないため、文字が読みやすい特徴があります。（※トナーの反射はあります。上の画像参照）
写真やイラストを落ち着いた感じできれいに見せたい紙面、安らぎ、癒しの雰囲気や上品さがほしい紙面に。

紙の厚みは「90K」や「110K」などの重さで表しますが、同じ数字でも紙の種類が違うと厚みが異なります。

例えば、コート紙とマットコート紙でも、同じ90Kでもコート紙のほうが薄いです。
これは、紙の表面に塗布されているコーティングの量が異なるため、微妙に厚みに違いが出ます。

「ページ数は少ないけれど、冊子に厚みを持たせたい」パンフレットのカラー印刷には、マットコート紙がおすすめ。

反対に「ページ数が多いので、全体のボリューム（厚み）を押さえたい」場合は、コート紙がおすすめです。

上質紙のモノクロ印刷

文字中心のパンフレットでモノクロ印刷なら、上質紙がおすすめです。
さらっとした白色の紙で、冊子印刷の本文用紙としてメジャーな紙です。コピー用紙やノートがイメージしやすい質感です。流通量が多く、紙の料金も安いので印刷費を抑えられるうえ、可読性、筆記性が高く、読みやすく書き込みやすい紙です。

一方、写真やイラストなどビジュアル要素が多いパンフレットの本文には、モノクロ印刷のときもコート紙やマットコート紙のほうが写真を美しく表現します。

表紙をモノクロ印刷する場合は、本文より厚い上質紙や色上質紙を選ぶとリーズナブル。型押しのあるレザックやマーメイドを表紙にすれば、上質な雰囲気や高級感を演出できます。