A6無線綴じ冊子おすすめ用途、印刷製本料金の目安

無線綴じ冊子

小型で持ち歩きやすいA6サイズの冊子はポケットにも入る大きさ。
けれど、小型であるがゆえに「A6サイズの冊子に向いている用途」と「A6では使いにくい用途」があり、A6冊子を作る際は用途に合っているかを考える必要があります。

今回は、A6サイズ無線綴じの冊子におすすめの用途や、印刷料金の目安をお伝えします。

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A6サイズの大きさ

A5サイズ105mm×148mm
A6の大きさは105mmx148mm。
身近なものでは、文庫本がA6サイズですね（出版社によって数mmの差あり）。
文庫本以外では、卓上カレンダーや手帳、店舗用パンフレット、作品集などにA6サイズのものが多くあります。

片手で持ちやすく、小さなカバンにも入り、ジーンズの後ろポケットにも入るコンパクトな大きさは、使いやすく、かわいらしさもあり、人気のサイズです。

A6サイズが多く使われる医療手帳の実例画像

小型のA6は、持ち歩くことを前提にした冊子に最適です。

その場で内容をチェックしたり、書き足したい手帳や、必要な時にすぐ確認したいマニュアルや説明書には、A6サイズはちょうどよい大きさです。

また、自費出版の小説やエッセイなどにも文庫サイズのA6はおすすめ。
ページ数の多い分厚い本になっても、A6サイズなら持ち歩いていても、かさばらず、移動中やすきま時間に読みすすめられます。

反対に、A6無線綴じ冊子での印刷製本を避けたい用途が次のようなケース。

A6の手のひらサイズの紙面は、写真やイラストも小さなサイズで印刷されます。
ビジュアルを強調したい、ダイナミックなレイアウトやデザインで表現する用途には、A6の紙面はせまく、伝わりづらいと言えるでしょう。

とはいえ、コンパクトさを活かしたデザインで作られた写真集、作品集もあり、コンセプトや世界観によってA6無線綴じ冊子も選択肢になります。

メモや回答を書き込むことを前提にした参考書や問題集にも、A6は小さく、扱いにくいため不向きです。
書き込んで使う冊子には、A5やB5がおすすめです。

次に、A6無線綴じ冊子の印刷製本の料金はどのくらいか、本文用紙による違い、部数による違いを見てみましょう。

A6無線綴じ冊子の本文用紙を変えると、印刷費にどれくらい差があるか、見てみましょう。
本文用紙以外の共通条件は次の通りです。

上質紙はノートやコピー用紙のような、白いさらっとした質感の紙で、冊子印刷で定番の本文用紙です。
上質紙70K（厚さ約0.10mm）に、モノクロ印刷を指定した印刷費は次の通りです。

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300冊　超ゆったりコース (10営業日)の場合＝ 1冊あたり192.2円

次は、書籍用紙を本文に選んだA6無線綴じ冊子の印刷費です。
書籍用紙は、淡いクリーム色の紙で、書店に並ぶ多くの文庫本の本文と同じ色味です。目に優しく、めくりやすい、上品な紙で、裏面に印刷が透けにくい特徴もあり、小説に最適です。

書籍用紙72.5K（厚さ約0.10mm）に、モノクロ印刷を指定した印刷費は次の通りです。

300冊　超ゆったりコース (10営業日)の場合＝ 1冊あたり206.3円

対応サイズと用紙

印刷する部数が増えると、1冊あたりの印刷費が安くなる点にも注目してみましょう。

サイズA6	納期	150冊	300冊	600冊
120ページ	超ゆったりコース(10営業日)	58,463	78,976	119,801
	ゆったりコース(7営業日)	66,435	89,746	136,137
	標準コース(5営業日)	79,721	105,378	163,365
	特急コース(3営業日)	93,008	122,942	190,593